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【36】「とにかく数字が苦手」からの・・・

2025/02/05
【36】「とにかく数字が苦手」からの・・・

1. とある1年生個人事業主さんの快挙

フリーランスとして独立開業された、
とある個人事業クライアントさんのお話をさせてもらいます。


この人、なかなか、すごいでっせ。


1年目にして、
売上、2千万円超、
利益は、約1千万円!!


しかも、特筆すべきは、
預金残高を(銀行借入金一切ナシで)利益と同額程度まで
増加させはった、ちゅうことですねん。


普通、計算上の利益(損益計算書上の利益)は発生しとっても、
正味(お金)としては使ってしもうて残ってへん、
って人が多いですやん。
でも、この人の場合はチャイ(違い)ましたわ。

2. とにかく数字が苦手・・・からのスタート


このお客さん、
ぼくと出会った当初は
「とにかく数字が苦手で・・・」
という所からのスタートやったんですわ。


そこから、
ぼくとの闘いの日々が始まりました。


普通、税理士に頼んだら、
面倒くさいことは全部やってもらえる、
と思ってはる方もおられるかも知れまへんけど、


ぼくの場合は、
ちゃいますねん。


顧問料をちゃんともらっているクセに、
お客さんには
めちゃめちゃ作業をやらせますねん(笑)


事業規模が大きくなったら話は別ですけど、
起業間もないころや、
数字や会計が身についてへんのやったら、
まずは、自分で覚えんと、頭に叩き込まんと、
アカンのですわ。


  • 毎日、現金出納帳を記録する
  • 預金の入出金データに詳細なメモを入れる。
  • 請求書や領収書を惚れ惚れするくらいに美しく整理する。
  • 売上管理を徹底的にやる。
  • 売上と対応する原価をバチっと合わせる。
  • 債権債務管理を徹底する
  • 会計ソフトにバリバリ入力していく。
  • チェックが一番大事。常にチェックを心掛ける

3. まずは、やってみせ、それからやらせる


せやけど、最初からはこんなん出来まへんし、
ぼくとしても、
どういう取引が発生するのか、
ややこしい点があるかどうか、
そんなことを先に詳しく知っておきたいんで、
最初の数か月はぼくがまずやってみせて、
そのうえで、本人さんにやってもらうんです。


本人さんに引継ぎをした当初は、
何度もぼくの事務所まで来てもらい、
ぼくのデスクの目の前にあるミーティングテーブルで
作業をさせました。


でも、イチイチ見張っている訳にもいかんので、
ぼくは全然ちがう仕事をしているんですけど(笑)


ただ、ぼくからやり方の引継ぎを受けたとは言え、
最初は分からへんことが多いやろうからと思って、
まるで【居残り補習を受けてる生徒】っちゅう感じで、
敢えて、ぼくの目の届く範囲で作業をしてもらいました。


で、分からへんところがあったら遠慮は無用やから、
ショーモナイことでもなんでも、
バンバンと聞いてきなさい、と。


しかも、ぼくの場合、
ちょっとオカシイかもしれませんけど、
【とにかく、ぎょうさん、間違いや~】
って、伝えるんですわ(笑)


なんでかって、
ぎょうさん間違えれば間違えるほど、
ぎょうさん覚えてカシコになりますからね。


せやけど、
いつまでもそういう訳にはいきまへんので、
自分でよく調べもせんと
「分かりません」って言うてくると、
突き放しますねん(笑)


「ほら、前月にも同じような取引があったやん。
 それ、ちゃんと見返してみたんか?
 自分が過去に作った資料や会計データも、
 れっきとした参考資料になるんやで。」・・・ちゅう感じで。


あと、教えてあげてもメモを取っていない場合は、
「人に教わるときは、メモをせんかい!」
って雷を落としますねんwww


あ、これ、
はじめてのお客さんに面談させてもらうときでも、
ぼくは、結構チェックしていますねん。
手帳とペンを目の前に出しているかどうか・・・。


そういう準備がある人とそうでない人とでは、
本質的に全然ちがう。


そやから、言うたりますねん。
「賢いアタマでんなぁ、
 分からんから相談に来てはるんでしょ?
 せやのに、メモも取らんでよう理解できますなぁ」と(笑)


そういや、以前、「簿記教室」の講師をやっていた時、
電卓を持ってこずにケータイの電卓で計算しとるド〇ホがおったので、
「なめとんか・・・」と。


4. 顧問先さんは大切なお客様。そやけど・・・


とまぁ、今回ご紹介したお客さんは、
ほんま、会計なんて分からん、数字が苦手ってところから、
ようココまで辿り着いたというか、
よう辛抱してぼくに付いてきてくれたなぁ、と思いますわ。


と言っても、まだまだビギナー社長さんやから、
この先、もっと色々と学んでもらわんとアカン。
まだ手を緩めるわけにはイカンのぅ~(笑)


でも、成長して下さる姿は、ホンマ、うれしいですわ。
自分事のように、うれしい。


顧問先さんは、大切なお客様です。
はい、これは揺るぎのない事実です。


そやけど、
顧問先さんを、額面通りそのままにお客様扱いすることが、
常にベストな選択とはちゃいます。


いくらお客さまとは言え、
ときには、厳しく申し上げないとアカン場面も、
実際にはぎょうさんあります。


むしろ、今のように景気が厳しい時代では、
改善せんとアカンことも多く、
今のままのやり方やったらアカンってことも多く、
そうなると、
自ずと、厳しい事を伝えないといけなくなる。


そやけど、そのキビシイ言葉の根底には、
相手への最大の敬意と愛情を込めて・・・。


中にはナンボ言うても、
ちょっとカネが入ったら飲み食いに使ってしまって、
「なにしてまんねん、来月の返済どないするねん!」
っていうイタタな社長もいはるけど、
それはそれで「出来の悪い子ほどかわいい」じゃないですけど、
キライではないなぁ、そういう人も。


要するに、
ぼくが思うところの「お客様」って、
世間一般で言うそのままの意味やなくって、


そのコトバが持つ意味よりも、
もっともっと近しい関係の、


そして、


そのコトバ以上に、めっちゃ大切にしたい相手
・・・って感じなんですわ。


伝わりますかな?


ん? 分からへん?(笑)


でも、そんな感じですねん。

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