登山・・・と聞いてあなたはどう思いますか?
楽しそうですか?
それとも、しんどうそうですか?
もし、あなたが経営者であれば、
たまには登山をすることをお勧めします❗️
その理由を7つ、ご紹介しますね。
経営者さんは、布団に入っても仕事のことが頭から離れないくらい、
常に仕事のことを考えている人が多く、
それだけに、常にストレス過多な状態にあると言っても過言ではありません。
そこで、経営者さんは、たまには仕事のことを忘れるのも
大切な仕事の1つだとわたしは考えます。
登山は、基本、登りから始まりますので、
山のレベルにもよりますが、
低山であっても、前半はキツイことの方が多いです。
しかし、そのおかげで、登山前までモヤモヤと悩んでいたことが、
しんどすぎて全く考えられなくなります。
「あれ、さっきまであれほど悩んでいたのにな・・・」
と馬鹿馬鹿しくなることもよくあります。
登山は、考えすぎて疲れた頭をリセットし、
フラットな心理状態に戻してくれる良い機会でもあります。
仕事でうまくいかないとクヨクヨしたり、
落ち込んだりして、大いに悩むものです。
しかし、それは、<仕事と言う山>に登っている証拠でもあります。
高みを目指して登っている最中であるからこそキツイのです。
登山は、まざまざとそれを教えてくれます。
決して、あなたに才能が無いからではありません。
あなたにチカラが無いからでもありません。
あなたは、今、頑張って登っているからこそ、しんどいのです。
だから、しんどいこと、キツイことをイチイチ不幸だと思わずに、
むしろ、頑張っている証拠だ!と喜ぶべきでしょう。
登山をしていると、
特に登りがキツいルートにおいては
ふと出てきた「平地」が天国のように感じるときがあります。
仕事においても同じ。
常に平地を歩くような仕事をしていては、
平地のありがたさが分かりません。
なんなら、そのうち、
平地ですら不平不満を言うようになるでしょう。
しんどいことがあるからこそ、平地がありがたい。
山はそういうことも教えてくれます。
山は平地に比べて高い場所にありますから、
そもそも、お天気が崩れやすい場所である、と言えます。
なので、美しい写真とは全く違い、
曇天だったり、雨だったりと、晴れの日ばかりではありません。
だからこそ、晴れの日の登山は非常にありがたいのです。
仕事においても同じ。
常に順風満帆で、儲かって儲かって仕方がない!
って言う人も中にはいるかもしれませんが、
多くの人はそういう状況ではないでしょう。
だからこそ、上手くいった時や、お客様に喜んでいただけた時が、
とてつもなく嬉しいのであり、それが今後のモチベーションにもつながるのです。
富士山も、開山期は7~9月のたったの3か月。
しかも、一日しっかりと晴れて富士山がクッキリ!なんて日は、
数えるくらいしかありません。
朝は晴れていたのに、お昼前からは雲がわき、
雷と雨・・・なんてことは夏の富士山ではザラです。
ですから、天気が崩れても大丈夫なようにしっかり装備を整え、
事前計画を立て、そして、実行するのです。
仕事とよく似ていませんか?
登山で何事にも代えがたい経験は、やはり、達成感です。
苦労をして一生懸命登り、そして、山頂に辿り着いた時のあの達成感!!
・・・これは何にも代えがた幸福な瞬間です。
これはなにも3000mクラスの高山ばかりではなく、
たとえ、低山であったとしても達成感は十分に味わえます。
そして、山頂から見る景色!!
写真や動画とは全く違います。
こればかりは、そこに立つ者だけが見れる景色です。
涙が出そうになるほどの朝日、
手を伸ばせば届きそうな位置にある星たち、
息をのむばかりの稜線やそびえたつ連峰の美しさ!
苦労をした人ならば、その分だけ、
獲得した景色は格別なものとなります。
しんどかったけど、がんばって良かった・・・
この成功体験は、仕事面においても大いに役に立つことでしょう。
登山と言っても、1本しかルートが無い山の方が少なく、
大抵は複数のルートがあります。
比較的ラクで短時間で登れるコースもあれば、
しんどいコースや時間のかかるコースもあります。
しかし、アプローチは違えど、目指すは「山頂」です。
これは仕事でも同じことが言えます。
ゆっくり遠回りなルート。
最短だけどキツい急登ルート。
正規ルートを外れた険しいアルパインルート。
アプローチや登り方は違えど、
目指すは山頂です。
無理だと思えばルートを変えればよいし、
キツければ下山して再チャレンジすれば良いだけです。
山も仕事も、登るルートは1つではない、
実はいくつもルートがあるってことですね。
少し大層に言わせて頂けるのならば、
われわれ人間は、自分たちのことを<偉くなった>
と違いしているのかもしれません。
お金があればなんでも買え、
クルマや飛行機で高速移動でき、
IT技術を駆使すれば家に居ながらなんでもできる・・・。
登山においても、衣類や登山靴も大いに進化し、
紙の地図だけではなく、
GPS機能を備えてた登山アプリも欠かせないアイテムとなっています。
ただ、いくら最新式の装備&ハイテク機器で身を固めても、
実際に登るのは、生身のカラダ、そして、生身の足・・・これがすべてです。
山は、いつも自分の限界を教えてくれます。
「限界」というと、挫折・断念・あきらめ、というネガティブ・ワードが出てきそうですが、
登山においても仕事においても、あきらめることはとても重要です。
あきらめる、と言う言葉は、本来、「あきらかにする」という意味です。
「今の自分の力ではここまでだな」とか、
「〇〇を攻略するには、✖✖の力が不足しているな」と言う具合に、
今の自分の状態(レベル)をあきらかにすることは、
決して単なる挫折ではなく、
経営分析における現状分析と同じく、とても大切なことです。
さもすれば、なんでも出来るエライ人間・・・
少しそんな風に勘違いしてしまった自分に、
「お前は、あくまでも生身で血の通った非力な人間なのだよ」と、
山からいつも教えられるような気分になります。
しかし、だからこそ、
限界を突破したい!と思うのであって、
改善し、努力をするのです。
山は、いつも、仕事にも通じる多くのことを教えてくれます。
山は、いつも、わたしたちをフラットな状態に戻してくれます。
山は、いつも、生き方を教えてくれる先生のような存在です。
あなたが経営者ならば、趣味の1つにぜひ登山も加えてください。
そして、いつかぼくとも、ぜひご一緒しましょう!!