もうすぐ4月。
4月と言えば、桜の季節ですね~🌸
そして、4月は、色々と新しい物事がスタートする季節でもありますね。
そんな「スタートの季節」ではありますが、
あえて、このタイミングで、過去の決算書を見直して頂きたいのです。
- 一度作ったら終わり
- 税理士さんに作ってもらったキリ、見直していない
という方は、
ぜひ、直近1年分だけでも良いので、
決算書を見直し、振り返ってみて欲しいのです。
決算書は情報の宝庫です。
皆さんの血と汗の結晶であると言っても過言ではありません。
という方は、
そもそも、決算書の読み方を勉強してみて下さい。
経営者であれば、これはマスト(必須)です。
- 色々とぶっ込んでいるから、正しい数字ではなく、見ても意味がない・・・
という方は、
本来関係がないのにぶっ込んでしまった数字を取り除き、
あるいは、本来計上すべき数字を盛り込み、
真の姿に改めた上で、今一度、見直しを掛けてみて下さい。
- 過去の決算書を見てもあまり意味が無いと思っている・・・
という方は、
決算書に登場する勘定科目の金額の内訳を、
ある程度スラスラと言えるのか、
ご自身を試してみて下さい。
なお、法人の場合は「勘定科目内訳明細書」という書類を見れば、
いくつかの科目は分かりますが、ごく一部しか登場しませんので、
網羅性はないことにご注意下さい。
将来の計画も大切ですし、専門的な経営分析も大切ですが、
なによりも大切なのは・・・
自分の事業の数字を自分自身が分かっていること、
自分なりの言葉で説明できること、
・・・なのです。
「自分は、経営者だから利益を上げることが仕事!
決算書の中身は分からなくても良い!」
と、もしお考えであれば、
あなたは毎年莫大な利益を上げ続ける「超エリート経営者さん」でしょう。
そのような方には、敢えて申し上げることはございません。
しかし、売上・経費・利益・資金繰りなどなど、
なにかと悩み事があるのであれば、
第一にやるべきことは、この「振り返り作業」に着手することです。
なにも5年、10年前を振り返って下さい!と申し上げている訳ではありません。
あくまでも、直近1年分の決算書です。
どんな新しい取り組みをしたところで、
いつかは必ずこの作業に戻って来なければなりません。
どんな専門家に相談したところで、
必ず、この作業はいつかやらねばなりません。
特に、新しいことに取り組むと、その「効果の測定」が必要となりますから、
その際には、過去との対比、とくに直近決算書との対比は必ず必要となります。
新しい季節が始まる前に、ぜひ、直近の決算書の中身を今一度把握して下さい。
きっと、改めて、あなたに役立つ情報をもたらしてくれますよ。
もし、役立たない情報をもたらすようであれば、
そもそもあなたの作成した決算書の数字が意味の無いことになっていますから、
それこそ、根本的に大問題なのです。