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2025/01/08
【1】今から約30年前、ぼくが税理士事務所に入社した当時の会計処理と言えば、
①売掛帳・買掛帳・現金出納帳・預金出納帳などの作成
②振替伝票の作成(手書き&勘定科目印の押印)
③オフコン(会計専用機)への入力
・・・という流れでした。
申告書作成はもちろんすべて手書き。
たまたま父が税理士事務所で勤務していたこともあり、
大学生くらいからアルバイトに駆り出され、
徹底的に叩き込まれました。
今や「会計ソフト」で相当ラクになったとはいえ、
若いころに手でさんざん書いて覚えたことが
今となっては非常に大切な基礎になっています。

今は個人事業主でも会計ソフトを使う時代ですが、
会計の基礎が分からなくても入力できてしまう長所の反面、
出来上がった数字がおかしくてもそれがオカシイと気付かない、
つまり、「自己検証能力」が無い人が多くなっている気もします。

(↑余談:マンガ思考の講座で作ったインナーキャラクター)

【2】さて、そんな会計ソフトですが、今は次のステージへの移行期にあります。
いかに入力の手間を減らすか、いかにデータ連動させるか、つまり、
自動仕訳機能をいかに駆使できるか・・・が大きなテーマとなってきています。

会計ソフトの効率化を図るには、大きく分けて3つの方法があります。
 ●OCR
 ●CSV
 ●DX
・・・が今のところ使える手段です。

これらの自動仕訳機能は、下記資料のとおり、色々な場面での利用が可能です。


しかし、下記の図表に示すとおり、「OCR」「CSV」「DX」のそれぞれに長所もあれば短所もあるのが事実です。




OCRは、使える場面は限定的です。
主にレシートを専用スキャナーで読み込むことで自動仕訳化を実現します。
ただし、取込みに時間がかかり、読み取り精度も低いことが致命的です。

CSVは、そもそもその資料がインポートに対応しているかどうかが大きな問題です。
また、インポート後の加工に手間暇と時間がかかります。
エクセルの知識も通常以上に必要となってきます。

DXは、手間が最もかからない方法です。
イメージ的には、ネットバンキング口座の預金情報やクレジットカードのWebデータを
ごそっと仕訳として取り込んでしまう、という方法です。
但し、他の2つの方法よりも、問題が一番山積みとなっているのも事実であり、
実務として採用するにはまだ利用可能レベルに至っていません。

クラウド方式の会計ソフトを使っている人もおられますが、
操作を誤ると連携したデータがすべて消えてしまうこともあまり知られていない恐怖です。

わたしの税理士事務所で導入している会計システムも今年の夏頃から大幅に仕様変更となることが決まっています。
効率化と共に安全性、そして、操作の簡便性も求められるところです。

【3】なお、会計ソフトの選定にあたっても、値段やイメージだけではなく、
専門家である税理士に相談したうえで、それぞれの会社にあった物を
導入することを強くお勧めします。

ホームページなどでチラホラ見かける会計ソフトの中には、
会計の専門家の目から見ても「これは絶対に使う事をやめた方が良い!」
というモノも実際に存在するのです。
しかし、会計処理に明るくない一般の方にはその判断はつきません。

やっかいなのは「多くの税理士も推奨している」などと
そのソフト会社のホームページで書かれている事です。

しかし、いわば<不都合な真実>かも知れませんが、
これらの会計事務所は、
ソフト会社からお金を貰って宣伝しているのです。

そう言う意味では、一般的なTVのCMと同じです。
キム〇クがCMに登場しているからと言って、
それが良いかどうかは別問題です。

また、それがどういう人には向いていて、
どういう人には向いていないのか、
そういう判断も一般の方には分かりません。

よって、税理士に相談する際は、
あなたの事業内容、そして、どういう資料が前提として存在しかつ必要なのか、
・・・それらを一緒に検討してくれる税理士と打合せを行う方が良いのです。


2025/01/07

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【1】ウリアゲアゲロ~、ウリアゲアゲロ~
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まるで呪文のようなこの言葉w

しかし、この「売上上げろ」という言葉ほど、
抽象的な表現はありません。
 
売上UPに取り組む場合は
漠然と売上UPを考えるのではなく、
前もって【売上の中身(構造)】を理解しておく
取り組み易くなります。

ご存知の方は、ここでサヨウナラ!(Save your time!)
ご存じでない方は、この先の話が少しでもお役にたてたら幸いです(^^)/


では、いきまっせ~(ドンドン!!・・・太鼓w)

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【2】売上の中身はこれ!(売上を構成する3つの要素)
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売上の中身は次の3要素から構成されています。
①数量
②単価(金額)
③リピート率(購入頻度)

 仮に【1個】【単価500円】【1回の売上】としましょう。
 すると、売上はいくらですか?

 はい、正解、500円です。

 算数的に表現すれば、
 1個×500円×1回=売上500円となる訳ですね。(・・・分かっトルワイ!!!と怒らない)

 売上は、これら3要素のうち、
 どれか1つでもUPすれば必ず上がる
んです。

 そして実際、世の中にはそのような実践例があふれています。
 難しいマーケティングの本など要りません。

 世の中の実例をちょっと見てみましょう。

①数量UPの例
 ・1個500円のところ、3個まとめ買いで1,200円!

②単価(金額)UPの実例
 ・1万円以上お買い上げの方には***をプレゼント
 ・トッピングで🔵🔵を追加

③リピート率(購入頻度)UPの例
 1週間以内の再来店で使える餃子無料券

 ※なかにはハイブリッド(複合)の実例も見受けられます。
  例えば、①と②のハイブリッドの例ですが、
  私の近所の回転ずし屋さんでは、
  食べた皿が10枚になる度にガチャガチャが1回できるので
  子どもたちが無理矢理競うように食べていました(;^ω^)

 どうでしょうか?
 どの手法もよく見聞きしますね。
 

 実は、これらを実践しているお店は、
 みな漠然と売上UPに取り組んでいるのではなく、

 確実に3要素のどれかをUPさせようと意識的に取り組んでいるのです。
 いわば【偶然的な売上】ではなく【狙った売上】です。



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【3】どんなイイコト?こんなイイコト
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▼こんなイイコト(1)
 売上の3要素を意識した販売戦略の長所は
 上記でご紹介したように
「具体的な取り組みが行いやすい」点にあります。

 そして、実は、もう1つ、長所があります。
 
 それは
 「失敗した時に結果分析がし易くなる」
 ということです。

 たとえば「販売数量を増やそう」と取り組み、結果、うまく行かなかった場合には、
 販売数量UP作戦を見直すのです。

 「さすがに昨年対比3倍は目標設定が高すぎたなぁ。
  今度は2倍に下げてリトライしてみよう」という風に・・・。
  
 3要素を意識せずに、漠然と売上UPに取り組んで失敗すると
 「何が悪かったのかなぁ」
 「愛想が悪かったのかなぁ」
 などと思考があらぬ宇宙の彼方へ行ってしまいます。

 商売はトライ&エラーの繰り返しですから、
 むしろ、結果分析がし易いことこそ、
 売上3要素を意識した販売戦略はその強みを発揮するのです。

▼こんなイイコト(2)
 上記で例に挙げた3つの取り組みは、お客様側にとってもイイコトがあります。
 3個買えばオトク、プレゼントをもらえてオトク、無料券をもらえてオトク・・・。
 売り手側だけが儲かって嬉しいのではなく、
 買い手側にも明確な「ベネフィット」(良いこと)があると言うのは、とても大切です。


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【4】最後に、改めてお尋ねします。

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あなたは、今、売上をUPさせようと考えているとしてます。

これまでのように謎の呪文【ウリアゲアゲロ~】を
相変わらず唱える日々を過ごしますか?

それとも、具体的に3つの構成要素を意識して、取り組みますか?


では、今日はこの辺で、オシマイでっせ!
ドンドン!!(終わりの太鼓w)


2025/01/06

わたしたち税理士に対してクライアントさんが期待する大きな1つ、
そう、それは「節税」です。

人によっては『税理士の仕事は税金を下げること』と
思っていらっしゃる方もおられるかもしれません。

また、新しく顧問契約を締結させて場合、
「節税をしっかりしていきたいです!」
とおっしゃられるお客さまもおられます。

そう言う方々に向けて、
結論を申し上げます。

食べたものは出さないと便秘になって体を壊しますので
しっかり出して(払って)くださいね。
以上です(^^)/

「ふざけるな!」と怒らないで下さいね。

でも、カラダも商売も経済も自然界も、
すべてにおいて<循環>という摂理が働いているのです。

みなさんが大好きな売上。
日々、これを増やそうと頑張って、晴れて売上がUP!
やった!
がんばったぞ!
そうなると通常は、利益も連動して増えているでしょう。
また、そうなると、税金も多くなるでしょう。

これ、自然な話です。

「ちがう!!! 利益が出て、税金が多くなるからこそ、節税をしたいんだ!」
とおっしゃるかもしれません。

でも、根本的に、それは違うのですよ。

その考え違いに気づかないと、
『経費使いの誤った節税の落とし穴』に落っこちちゃいますよ。
 
 🔴納税資金は普段から積み立てていますか?
 🔴運転資金とは別の預金口座に貯めていますか?
 🔴経費で払うよりも税金で払った方が資金繰り的には財布に優しいことをご存じですか?


なので、わたしは、安易な観点からの節税は提唱しません。

🔵節税の前に、ちゃんと順序立てて、やることがあるのです。
🔵節税のやり方自体も、正しい資金繰りの認識をもって行う必要があるのです。
🔵しかも、節税には3タイプある。

利益は出ているのに、お金は残っていない・・・
だから、納税時期になるといつも苦しい・・・
そういう経験がある方は、普段、無計画な証拠です。

そのためにも、資産と負債の管理表である「貸借対照表」はしっかりと作成しないといけません。
また、売上・経費・利益といういわゆる「損益計算書」だけを見ていては、
お金のことは2の次・3の次になってしまいます。

誤った節税、無計画な節税、カネを失うだけの意味のない節税、
そんな風にならないようにご注意下さい。

2025/01/06
えー、こんなにも税金払わないとダメなの!!!

じゃあ、これで、家族で行った旅行だけど、経費に入れちゃおう!
これ、友だちとの飲食代だけど、経費に入れちゃおう!
これ、子ども用のパソコンだけど、経費に入れちゃおう!

・・・人間、聖人君主ではないので、
つい悪事に走ってしまうことがあります。

「だって、税金払いたくないんだもん!」
「他の人も、きちんと申告していないでしょ!」
「政治家はお金を好き勝手に使っているのにおかしい!」

そうおっしゃる気持ち、よく分かります。
ただ、魔が差したとは言え、立派な脱税行為なのですよ。

また、本当は分かっておられるとおり、
他の人がしているからと言って、
あるいは、政治家が悪いからと言って、
あなたが脱税行為をすることが許される訳ではないのです。

そんな風に心に魔が差したとき、こう考えてみて下さい。

あなたがやっている(orやろうとしている)脱税行為は・・・
 🔴子どもに、胸を張って言えますか?
 🔴ご先祖様(あるいはお墓)の前で堂々と報告できますか?
 🔴従業員の前で胸を張って言えますか?

少しでも参考になれば幸いです。

2025/01/04
2023年(令和5年)よりインボイス制度が導入され、
早1年と少しが経った。

その目的を、財務省はこう述べる。
複数税率下における適切な仕入税額控除(支払った消費税の計算)を
するためである、と。

しかし、税理士として税務の現場を預かる立場としては
これに大いに賛同する訳にはいかない。

なぜなら、インボイス制度の導入により、
各企業・各事業主がいかに事務的な手間を強いられているか、
いかに税額負担を強いられているか、
そんな様子を日常的に見ているからである。

また、インボイスに登録しなかった事業者が
被っている取引減少・取引除外という問題も
併発している。

財務省は正しい事をしていると信じ込んでいるだろう。
しかし、正しい事を行うための手段を誤ると、
その目的達成の副作用がいかに大きいか、
そして、中小零細企業ほど、いかにその負担が大きいか・・・

それを是正する事が出来るのは、
国民の代表たる国会議員しかいない。

この場で政治批判をするつもりはないが、
インボイス制度導入後の実態検証をきちんと行って欲しい。
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