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2025/03/14
【73】信じること  

わたくしごとで大変恐縮ですが、

先日、わが息子が、無事、中学校を卒業いたしました。


「無事」と書きましたが、
中学校は落第が無いので、誰でも卒業できます。


しかし、
ぼくにとって息子の中学卒業は、
単なる自動的な流れの一環ではなく、
諸問題を乗り越えた、本当に、大きな出来事でした。


いつかブログでも書きたいとは思いますが、
今は、只々、担任の先生に感謝の気持ちで一杯です。


色々とありながらも、
卒業という日をなんとか迎え、
卒業式の最後の合唱曲で立派に指揮者を務め上げた息子の姿を、
ぼくは熱い気持ちでしっかりと目に焼き付けました。


そして、
息子からぼくと妻宛にサプライズで
渡された手紙。


自分を信じて見守ってくれたことへの
感謝の言葉が綴られていました。


息子を、信じてよかった・・・
改めて、心の底からそう思いました。


ぼくは父親として一番重んじた教育方針は、
子どもを信じること、ただそれだけでした。


それは仕事におけるクライアントさんに対しても
同じです。


どんな時もクライアントさんを信じる、
それがぼくの税理士としての基本方針です。


たとえ高額な報酬を頂戴していても、
信じられない相手とは未来を共に描くことが出来ません。


ビジネスの主人公はお客様自身であり、
こちらが思うような線路を敷いたところで、
それはお客様自身の道ではありません。


ですから、モタモタして優柔不断だな、と
思えるような時でも、お客さんを信じるのです。


口出し、手出しをした方が手早い事も多くあります。
しかし、大切なことは、お客様自身の頭で考え、
お客様自身の足で進んでもらうことなのです。


しかし、後になって振り返ってみれば、
むしろお客様の方から教わることの方が多いのです。


お子様をお持ちの方であればご経験があるかと思うのですが、
親として子どもに教えているようでも、
実はまだ子どもから教わることの方が多いですよね?


それと同じです。


だから、子育てとビジネスは別世界のようですが、
実は、非常に似通っている面も多くあるのだな、と
常々気付かされます。


子どもを信じること、
お客様を信じること。


そうすれば、自ずと答えは
相手自身が自分の力で見出すものだと
ぼくは考えています。

2025/03/13
【72】非常にコマカイ消費税  

非常に細かい知識が求められる消費税。


令和5年10月1日からは「インボイス制度」も導入されて、
いっそう、複雑な仕組みとなっています。


消費税がややこしい理由の1つは、
日々発生する取引を経理処理する際に、
  • 課税取引なのか?
  • 非課税取引なのか?
  • 不課税取引なのか?
きちんと分類しないといけないって点です。


さらに、課税取引は
  • 10%対象か?
  • 軽減税率8%対象か?
に分類する必要があると共に、
  • インボイス有りか?
  • ナシか?
に分類しないといけません。


たとえば、インボイス登録をしているお店(中華料理店)で取引先を接待したとし、
①食事代5,500円
②手土産の餃子代が864円
③餃子の箱代が110円
合計6,474円・・・だったとします。


この場合に使用する経費科目は「接待交際費」ですが、
店内飲食分5,500円と餃子の箱代110円は課税取引で10%(インボイス有り)、
そして、
手土産の餃子代864円は、課税取引で軽減税率8%(インボイス有り)、
という具合に、接待交際費を2つに分けて計上しないといけません。


いまのは例題なので「インボイス登録をしているお店」と簡単に言いましたが、
実務上では、すべてのレシートをチェックして、
インボイス登録番号が載っているかどうかをチェックしないといけません。


レシートは統一方式ではないので、お店によってインボイス番号の記載場所が異なり、
よって、どこに番号が載っているのか?を探すのことにも
地味に時間が取られます。


大手企業はほとんどインボイス登録事業者ですが、
フランチャイズ店の場合には「直営店」と「加盟店」とがあり、
後者の場合は、いわば個人事業主店みたいなものですので、
中にはインボイス登録をしていない場合もあります。


だから、フランチャイズ店の場合は、レシートの店名を見て
「有名大手だからインボイス登録しているだろう」と決めつけが出来ません。


さらに、
クレジットカード払いのAmazonや楽天市場などのように、
クレジット会社からの請求書の明細行を見ても「利用日」・「支払店」・「支払金額」しか分からず、
ECサイトの購入履歴からチェックしていかないといけません。


しかも、Amazonから買っていると思っていても、
実は、Amazonに出店している中国の事業者から買っている場合もあり、
そのお店がインボイス登録をしていないこともザラにあります。


とにかく、今の消費税は、非常に細かいチェックが求められるのです。


消費税を申告するようになると、「これは何費?」というレベルの話ではなくなってきますので、
ぜひ、ぼくたち税理士にご相談して下さいね。

2025/03/12
【71】「お財布感」にまで金額を落とし込む  

法人に比べて、個人事業主さんの方が、
圧倒的にドンブリ勘定の方が多いです。


なので、
「利益は出ているのに、なんでお金が残ってへんのやろ・・・」
というお悩みを抱えている人がとても多い。


そんな方々に対して、
損益分岐点やらキャッシュフローやらと専門用語でご説明しても
顔つきがドンドン険しくなっていきます。


ぼくたち税理士をはじめとする専門家の人たちは、
ビシッと各種の資料を作る割には、
その資料が逆に重たすぎて(難しすぎて)、聞き手を混乱させるのが得意です。


ですが、ぼくは、自慢じゃないですが、小1以降、
ずっと算数が大嫌いで育ってきました(自慢するな!w)


だから、数字が苦手な人たちの気持ちがメチャクチャ分かりますので、
最初から、そのような難しい資料を使ったり、
専門用語は絶対に使いません。


では、どうやってご説明申し上げるのかと言いますと、
「ざっくり」です。


この「ざっくり」というのが、結構ポイントです(笑)


これはあくまでもぼくの経験上ですが、
個人事業主で一番しんどい事業規模は
「年間利益が500万円前後」の方々です。


年間利益が500万円前後クラスの方々は、
売上は一応それなりにあります。


しかし、生活費や借入返済や税金を払うとお金が残らない、
あるいは、家庭のお金を持ち出しをしないといけない、
という状況の方が結構な割合で多いです。


そこで、ぼくは次のようにご説明します。

年間生活費+決算書の利益の30%+年間返済資金
・・・これが1年間で必要なおカネ(利益)です


金額を入れた方がイメージが湧くので、例題を見てみましょう。


例えば、
年間生活費が360万円、年間利益300万円、年間返済額(元金部分)60万円の人であれば、
360万+(300万×30%)+60万円=年間510万円の利益が必要となり、
現状の年間利益300万円では、210万円不足していることが分かります。


ただ、「では、210万円足りないからなんとかしよう!」・・・となると、
お客様にとって、サイズ感が少し大きすぎて、マッチしません。


ここでぼくがとても大切にしているのが
【お金の大きさを、お財布感にまで落とし込むこと】・・・です。


年間不足額210万円を12か月で割ると、
ひと月で17万5千円。


次に、
これを30日で割ると5,833円なので、約6千円弱
・・・となります。


「えー、1日6千円くらいのことで、
 わたし、困っていたの?!」・・・と。


そうなのです。
意外と「それくらいのこと」で
世の中の事業主さんは頭を悩ませていることが多いのです。


毎日100万円足りない!という人なんて、
普通の商売をしていたらまずあり得ません。


このように、
お金の「サイズ感」をお財布に入るくらいの規模にまでダウンサイジングすることで、
初めて、お客さんの頭の中で計算機が動き始めます。
これがとても大切なことなのです。


ぼくたち税理士は、
しょせんその道の商売人ではありません。
その道のことはお客様の方がよくご存じです。


だから、小さなヒントによって気付いて下されば、
あとは、その道の専門家であるお客様ご自身が
色々と考え始めて下さります。


エースストライカーに的確なパスを出す、アシストのような役割も、
ぼくたち税理士の大切な役目だなといつも思っているところです。




追伸

1日6千円、手取り(利益)を増やそうと思えば、
それを売上UPで賄うのか経費削減で賄うのかによって、
実際には具体的な取り組みは異なります。
売上で賄う場合は、一日6千円の手取りを確保するためには、
1日6千円の売上UPでは足らず、固定費と変動費の整理をして、
粗利を確立させ、損益分岐点売上高を算出しないといけません。
固定品削減は直接的に利益増につながります。


ただ、このような話は、続けざまには申し上げないようにし、
「第2段階」として敢えて取っておきます。
なぜならお客さんにとっては、せっかく気付きを得たのに、
また難題が現れた!と再び頭を悩ませてしまうからです。


なので「1日6千円か!」と、
お客さんが第1段階の気付きを得て下さったら、
一旦、ぼくは「お客さんの思考タイム」(ネタ出しタイム)を
しばし見守らさせて頂くようにしています。

2025/03/11
【70】経営者に登山を勧める7つの理由  

登山・・・と聞いてあなたはどう思いますか?


楽しそうですか?
それとも、しんどうそうですか?


もし、あなたが経営者であれば、
たまには登山をすることをお勧めします❗️


その理由を7つ、ご紹介しますね。

仕事のことを半強制的に忘れられる

経営者さんは、布団に入っても仕事のことが頭から離れないくらい、
常に仕事のことを考えている人が多く、
それだけに、常にストレス過多な状態にあると言っても過言ではありません。


そこで、経営者さんは、たまには仕事のことを忘れるのも
大切な仕事の1つだとわたしは考えます。


登山は、基本、登りから始まりますので、
山のレベルにもよりますが、
低山であっても、前半はキツイことの方が多いです。


しかし、そのおかげで、登山前までモヤモヤと悩んでいたことが、
しんどすぎて全く考えられなくなります。


「あれ、さっきまであれほど悩んでいたのにな・・・」
と馬鹿馬鹿しくなることもよくあります。


登山は、考えすぎて疲れた頭をリセットし、
フラットな心理状態に戻してくれる良い機会でもあります。

登りのキツさは上昇している証拠

仕事でうまくいかないとクヨクヨしたり、
落ち込んだりして、大いに悩むものです。


しかし、それは、<仕事と言う山>に登っている証拠でもあります。
高みを目指して登っている最中であるからこそキツイのです。


登山は、まざまざとそれを教えてくれます。
決して、あなたに才能が無いからではありません。
あなたにチカラが無いからでもありません。
あなたは、今、頑張って登っているからこそ、しんどいのです。


だから、しんどいこと、キツイことをイチイチ不幸だと思わずに、
むしろ、頑張っている証拠だ!と喜ぶべきでしょう。


平地のありがたさを痛感する

登山をしていると、
特に登りがキツいルートにおいては
ふと出てきた「平地」が天国のように感じるときがあります。


仕事においても同じ。


常に平地を歩くような仕事をしていては、
平地のありがたさが分かりません。
なんなら、そのうち、
平地ですら不平不満を言うようになるでしょう。


しんどいことがあるからこそ、平地がありがたい。
山はそういうことも教えてくれます。


晴れの日ばかりではないことを知る

山は平地に比べて高い場所にありますから、
そもそも、お天気が崩れやすい場所である、と言えます。


なので、美しい写真とは全く違い、
曇天だったり、雨だったりと、晴れの日ばかりではありません。
だからこそ、晴れの日の登山は非常にありがたいのです。


仕事においても同じ。
常に順風満帆で、儲かって儲かって仕方がない!
って言う人も中にはいるかもしれませんが、
多くの人はそういう状況ではないでしょう。


だからこそ、上手くいった時や、お客様に喜んでいただけた時が、
とてつもなく嬉しいのであり、それが今後のモチベーションにもつながるのです。


富士山も、開山期は7~9月のたったの3か月。
しかも、一日しっかりと晴れて富士山がクッキリ!なんて日は、
数えるくらいしかありません。

朝は晴れていたのに、お昼前からは雲がわき、
雷と雨・・・なんてことは夏の富士山ではザラです。


ですから、天気が崩れても大丈夫なようにしっかり装備を整え、
事前計画を立て、そして、実行するのです。


仕事とよく似ていませんか?


達成感、そして、そこに立つ者だけが見れる景色

登山で何事にも代えがたい経験は、やはり、達成感です。


苦労をして一生懸命登り、そして、山頂に辿り着いた時のあの達成感!!
・・・これは何にも代えがた幸福な瞬間です。


これはなにも3000mクラスの高山ばかりではなく、
たとえ、低山であったとしても達成感は十分に味わえます。


そして、山頂から見る景色!!
写真や動画とは全く違います。
こればかりは、そこに立つ者だけが見れる景色です。


涙が出そうになるほどの朝日、
手を伸ばせば届きそうな位置にある星たち、
息をのむばかりの稜線やそびえたつ連峰の美しさ!


苦労をした人ならば、その分だけ、
獲得した景色は格別なものとなります。


しんどかったけど、がんばって良かった・・・
この成功体験は、仕事面においても大いに役に立つことでしょう。


色々な登り方があることを知る

登山と言っても、1本しかルートが無い山の方が少なく、
大抵は複数のルートがあります。


比較的ラクで短時間で登れるコースもあれば、
しんどいコースや時間のかかるコースもあります。


しかし、アプローチは違えど、目指すは「山頂」です。
これは仕事でも同じことが言えます。


ゆっくり遠回りなルート。
最短だけどキツい急登ルート。
正規ルートを外れた険しいアルパインルート。


アプローチや登り方は違えど、
目指すは山頂です。


無理だと思えばルートを変えればよいし、
キツければ下山して再チャレンジすれば良いだけです。


山も仕事も、登るルートは1つではない、
実はいくつもルートがあるってことですね。


自分の限界を知る

少し大層に言わせて頂けるのならば、
われわれ人間は、自分たちのことを<偉くなった>
と違いしているのかもしれません。


お金があればなんでも買え、
クルマや飛行機で高速移動でき、
IT技術を駆使すれば家に居ながらなんでもできる・・・。


登山においても、衣類や登山靴も大いに進化し、
紙の地図だけではなく、
GPS機能を備えてた登山アプリも欠かせないアイテムとなっています。


ただ、いくら最新式の装備&ハイテク機器で身を固めても、
実際に登るのは、生身のカラダ、そして、生身の足・・・これがすべてです。


山は、いつも自分の限界を教えてくれます。
「限界」というと、挫折・断念・あきらめ、というネガティブ・ワードが出てきそうですが、
登山においても仕事においても、あきらめることはとても重要です。



あきらめる、と言う言葉は、本来、「あきらかにする」という意味です。



「今の自分の力ではここまでだな」とか、
「〇〇を攻略するには、✖✖の力が不足しているな」と言う具合に、
今の自分の状態(レベル)をあきらかにすることは、
決して単なる挫折ではなく、
経営分析における現状分析と同じく、とても大切なことです。


さもすれば、なんでも出来るエライ人間・・・


少しそんな風に勘違いしてしまった自分に、
「お前は、あくまでも生身で血の通った非力な人間なのだよ」と、
山からいつも教えられるような気分になります。


しかし、だからこそ、
限界を突破したい!と思うのであって、
改善し、努力をするのです。




山は、いつも、仕事にも通じる多くのことを教えてくれます。
山は、いつも、わたしたちをフラットな状態に戻してくれます。
山は、いつも、生き方を教えてくれる先生のような存在です。

あなたが経営者ならば、趣味の1つにぜひ登山も加えてください。
そして、いつかぼくとも、ぜひご一緒しましょう!!


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