ウリアゲアロ・ウリアゲロ・・・
まるで呪文。
この呪文を唱えらると、たちまち石になって固まってしまいそうです。
しかし、会社経営に携わる方々の頭の中は
この呪文がまるでタールのように「ベッタリ」とこびりついていることでしょう。
この「売上をあげる」という言葉ほど曖昧な表現はありません。
売上UPに取り組む場合、漠然と売上UPを考えるのではなく、
【売上の中身(構造)】をあらかじめ理解していると取り組み易くなります。
それでは、以下、ご紹介いたしましょう。
では、売上の中身(構造)とはなんぞや?って話ですが・・・
売上は、次の3つの要素から構成されています。
①数量
②単価(金額)
③リピート率(購入頻度)
では、仮に・・・
②単価 500円
③リピート率 1回 ・・・だとします。
この場合の売上500円です。
算数的に表現すれば
1個×500円×1回=売上500円 ということです。
売上は、これら3つの要素のうち、どれか1つでもUPすれば必ず上がる仕組みになっています。
そして実際、世の中にはそのような実践例があふれています。
難しいマーケティングの本など要りません。
世の中の例をちょっと見てみましょう。
①数量UPの例
1個500円、でも3個お買い上げで1,200円!
②単価(金額)UPの実例
1万円以上お買い上げの方には***をプレゼント
③リピート率(購入頻度)UPの例
1週間以内の再来店で使える餃子無料券
どの手法もよく見聞きしますね。
実は、これらを実践している会社・お店は、
漠然と売上UPに取り組んでいるのではなく、
確実に3要素のどれかをUPさせようと意識的に取り組んでいるのです。
いわば【偶然的売上】ではなく【必然的売上】です。
イイコト(1)
売上の3要素を意識した販売戦略の長所は
【具体的な取り組みが行いやすい】という点にあります。
数量UPを狙うのか?単価UPを狙うのか?リピート率UPを狙うのか?
また、残念ながら、
売上の3要素を意識して売上UP戦略に取り組んだものの、
うまくいかない場合もあります。
実務的には、むしろ、成功よりも失敗することの方が圧倒的に多いでしょう。
しかし、失敗した時にでも【敗因分析がしやすくなる】という長所もあります。
「さすがに昨対比3倍は目標設定が高すぎた。今度は2倍でリトライしてみよう」という具合で。
売上の3要素を意識せず、漠然と取り組んで失敗すると
「気合が足りなかったのかなぁ」
「努力が足りんかったのかなぁ」などと
見当違いな方向へ意識が飛んでいってしまいます。
イイコト?(2)
売上の3要素を意識した販売戦略は、お客様側にとってもイイコトがあります。
🔴3個買ったことでオトクになった
🔴プレゼントをもらえて嬉しい
🔴無料券をもらえて嬉しい
・・・という感じです。
売り手側だけが儲かって嬉しいのではなく、
お客様側にも明確な「ベネフィット」(=良いこと)があることはとても大切です。
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では、もう一度、改めてお尋ねします。
あなたは売上をUPさせるために
謎の呪文【ウリアゲアゲロ~】を相変わらず唱えますか?
それとも
具体的に【売上を構成する3要素】を意識して取り組みますか?
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